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2010年 10月 01日
2010年 09月 25日
![]() 久しぶりにこっち…といっても、携帯から投稿できるらしいので確かめてみます(^_^;) 大濠公園近くの池のハスがだいぶ伸びてきました。ちらほら花も咲いてます(^-^) 追)…あ~あ、やっぱひっくり返ってる(笑) 2007年 09月 16日
やや不安定な天気の中、球磨三山のひとつ、白髪岳に下見してきました。
山頂はガスの中。でも私の好きな風景が広がっていました。 雨の山行もいいものです(*^_^*) 登り始めたのは12時4分・・・山頂13時14分。きつい登りもそれほどなく、気持ちいい縦走路でした。 帰りは雷さんに遭遇・・・20分くらい退避してました(^_^;) ![]() こんな幻想的風景が大好き・・・霧雨の時にしか出会えない・・・。 ![]() 2007年 05月 30日
ソマリアで活動していた日本人医師のレポートが同封されて、緊急援助の依頼がありました。
ソマリアでは、妊婦の女性が出産時に死亡する割合が10人にひとり。このリスクは実に日本の600倍だそうです。また、新生児が死亡する割合も10人にひとり。 国境無き医師団では、ソマリアで今年の2月に産科病棟を立ち上げたそうですが、まだまだ支援が必要との事。もし少しでも支援に興味のある方がいらっしゃいましたら、国境なき医師団をお読みいただき、寄付していただけましたら幸いです。 2007年 04月 29日
29日、高千穂峰を裏から攻めるルートを下見してきました。
霧島東神社から登るより時間短縮できそうでした。 ![]() ![]() ![]() ![]() 2007年 04月 15日
久しぶりの大縦走企画である。霧島の中では、(今のところ)もっともキツい設定のコース。前回は、吉野リーダーと二人っきりの山行だったが、3回目の今回は遠方からの参加者も迎え、総勢10名となった。17日の大横断は予想以上の天候に恵まれ、冬と春を一日で体感できた。しかし今回の縦走の予報はあまりよくない。土曜日から日曜にかけて、大きく崩れる予想となっていた。実施するか大いに迷う。遠方からの参加者も多いので、ギリギリまで引っ張るのもいかがなものか・・・。水曜日頃からは、天気予報に加え、高層天気図等ともにらめっこが続いた。流れは土曜日の後半から日曜日になりそうな予想。風も後半は次第に強くなってくるが、土曜日の前半は何とかなるかもしれない。霧島東神社から高千穂峰をとおり、高千穂河原までなら昼前に到着する。天気次第では、そこで中断することも考え、実施することとした。
24日当日は朝からシトシトと雨が降っているが、風はそれほどではない。今日は5時に中央駅に集合。中央駅からは7人の予定だったが、1名キャンセルが出たため、自分が現地集合にすれば武さんの車だけで乗れることとなった。2台分を出してもらうと、一人当たりの交通費が高くなるため、急遽、中央駅で運転ボランティアを1台とし、自分は現地集合に切り替えた。中央駅からすぐに高速に乗り空港ICで降りる。今日は時間が早いのでETC割引がきかない。空港ICから左折し、えびの高原を目指す。旧牧園町のコンビニに寄って買い物を済ませ、車に乗ろうとしたときだった。携帯が鳴った。先にえびの高原に着いたらしいKさんからだ。視界が悪くまた風も強いとの事。このため場所がわからないということだった。それらしき場所にはいるらしいので、とりあえずこちらが着いてから連絡を取ることにした。後続の武さんの車が全員揃ったことを確認して出発した。えびの高原に近づくにつれ、次第に霧が濃くなり、100m先も見えないほどになってきた。雨は覚悟していたが、今日は景色も無理なようだ。残念ながら昨年5月の縦走(高千穂河原~えびの高原)のように、次第に良くなってくる見込みも無い。 えびの高原の韓国岳登山口に着いて、道路わきに車を止める。他には1台もない。Kさんに連絡を取る。予想通り、不動池の近くにいるようだ。少しえびの高原の方に引き返してきてもらうことにした。雨具の用意をしながら待っていると、残り3台の車もパラパラと集まってきた。全員が揃ったところで、帰りに使う車2台を残し、霧島東神社へと向かう。この時に、途中の高千穂河原に車を置いておくか迷った。高千穂河原までの可能性が高いからだ。しかし今日は福りさんが支援部隊として待機してくれることになっている。それを期待して車は置かないこととした。霧島東神社は意外と遠い。4台の車で着いて早々に準備を始める。雨は降っているが弱い。ちょうど風を避ける地理になっているのか、風はほとんど無い。準備が終えたところで恒例の挨拶をする。また今日は高千穂峰から高千穂河原までで終わる可能性が非常に高いことも申し添えた。もちろん、誰も異論は無い。赤い鳥居の前で集合写真を撮る。近くの桜は既に何輪か蕾が開いていた。 まずは神社の境内を奥まで進む。出発は7時50分。本殿に着いて今日の無事を願って手を合わせてから左の登山道へと向かった。今日はこのルートをよく知っている人がいないとのことで、私が先頭を行くことになった。登山口で写真を撮っている間に先を行ったのはさちさん。これがなかなかのペースで、後ろから追いつくのにちょっと手惑うほどだった。なかなか元気なようだ。何とか先頭に出て少しペースを落とす。少し登りになってくると、すぐ後ろを歩いていたはずのさちさんが遅れはじめる。最近、ちょっと練習不足だったとのこと。出だしはほとんどフラットだし、ペースがつかめなかったからだろう。早めの休憩を入れることにした。ここで写真を撮ろうとしたら、カメラのメモリーカードがエラーになっている。一度メモリーカードを抜き差しして、だましながら撮るか・・・。しかし雨も降っているのであまりカメラの蓋を開けたくない。それにこれから先は長い。全てがダメになったら困る。思い切ってこれまでの写真を捨てることにして、メモリーカードをフォーマットした。「すいません、ちょっとメモリーカードの不調でこれまでの写真は消えました」と声をかける。フォーマットが終わるとメモリーカードは正常に戻った。このため、出発から10分間程度の写真はない。 ![]() 休憩を終えて歩き出す。少し先に行って振り返る。さちさんは無理してついてくることもなく一定のペースを守っており、その後ろは遅れる気配はない。今日のペースメーカーはさちさんに任せることとして、自由気ままに先を行くことにする。少し先に行って振り返り、みんなの足取りを確認が出来るし、それに写真も撮りやすい。どこまで行けるかわからない山行。出発から10分間の写真も失くしてしまったので、これから先の道中の写真をたくさん撮ることに決めた。最後尾には武さんがついてくれているので安心だ。 登りは次第にきつくなってくるが、まだまだこれから先に急登が待っている。「なかなかきついですね。市房程度と聞いていたのに・・・」「市房山はこれよりもっときつかったはずですよ」確かに急登のところは市房山程度だろう。しかしまだその急登にはなっていない。標識は高千穂峰までと霧島東神社までの距離が書いてある。また標高が書いてある標識もある。高千穂峰までの距離は確実に短くなってくるのだが、標高はなかなか上がらない。ここは標高差が1000m以上あるし、後半に急登が待っているので、残りの距離よりも標高に注目して歩いた方がよい。しかしきつい人には距離が短くなっていくことの方が勇気が出るかもしれない。 ![]() 登山道は所々階段が整備してあるのだが、それも崩れているところが多い。また、倒木がそのままのところも何ヶ所かある。そういうところは迂回しながら、また木を乗り越えながら進んで徐々に標高を上げていく。長い階段を登りおえて、しばらく緩やかになるところで休憩を入れる。雨は相変わらず弱く、また風もそれほど吹いていない。林の中だということもあるのかもしれないが、木の先端が音を立てている気配も無いので、本当に風が弱いのか、あるいは風を避けるような地形なのか・・・。予想では、後半が風が強くなってくるはず。何とか高千穂峰を過ぎるまでは弱いままであってほしい。少し気持ちが焦る。 ![]() 休憩を終えていよいよ急登へとさしかかる。足場はあまりよくないし、さすがにきつそうだ。急登が終わると林を抜ける。天気が良ければ高隈山や桜島が一望できる場所だが、残念ながら今日は全くの白い世界に支配されている。あとは高千穂峰山頂に立つことだけを目標にするしかない。林を抜けてしばらく行くと、目の前に大きな岩が見えてくる。最初の目標地点は「二子石」だが、この岩ではない。まだまだ先だ。天気が良ければ絶景を楽しみながら登るコースを黙々と登っていく。崩れかけた木の階段に注意するように呼びかける。乾いていれば問題ないのだが、濡れた木というのは非常に滑りやすい。これで何度も滑って転んだこともある。 岩を抜け、次第に二子石に近づいていく。そして、目の前に二子石が見えてきた。「あそこまで行ったら休憩します。」と元気づけて進む。林を抜けてからも、風はそれほどでもない。雨も弱いままだ。何とかなるかもしれないと淡い期待を抱く。さらに二子石に近づいていくと、少し風が強くなってきた。この程度の風ならいいのだが・・・。二子石で休憩をとる。ここで集合写真を撮ることにしたが、三脚を出して撮るほど余裕はない。手持ちで撮ることにした。風で身体が冷えて少し寒い。10分ほどで出発した。 ![]() 二子石を後にすると次第に風が強くなってきた。しばらく行くと尾根に出る。ミヤマキリシマの展望台を過ぎると、さらに風は強さを増し、身体が浮きそうになろうかというくらいに強くなっていた。立ち止まっていてもストックで身体を支えないと歩けないほどだ。ここはそれほど狭くはないので、多少横に振られても怪我をするようなことはないだろうが、高千穂峰からの下りでは御鉢の火口縁が馬の背になっている。また、しっかり身体を支えながら歩くことになるため、体力の消耗も激しい。一番後ろに戻ってサブの武さんと相談し、山行の中断を決め全員に告げた。さすがに誰も異論はない。一歩一歩慎重に引き返す。目の前のザックカバーがパタパタとはためくほどの強雨・・・。風に乗ってスピードを増した雨粒が頬に当たる。まるで氷の粒かと思うくらい痛かった。自分でこれほどの強風は霧島では2度目の経験だった。ミヤマキリシマの展望台を過ぎ、二子石に向かう途中で、ふと目線を上げると、それまであったはずの鮮やかな黄色のザックカバーが視界から消えてザックがむき出しになっていた。ザックカバーは背当ての部分でフックをかけると、しっかり抱き込むような作りになっているはずである。それさえも吹き飛ばすほどの強風だったのだろうか・・・後で聞いたところによると、装着ミスだったとのこと。風に乗って飛んでいく黄色いカバーをいつまでも見送っていたらしい。やはり黄色やオレンジ色は霧の中でも遠くまでよく見えたとの事だったが、なるべくならこういう状況で実証してほしくはなかった。 ![]() 二子石まで戻ると先ほどの強風が嘘のようにそよ風に変わっていた。誰も怪我はなさそうだ。全員の無事を確認した後、また先頭に立ってさらに下へと降りていく。高千穂河原で支援部隊として待っていてくれるはずの福りさんが気がかりになってきた。途中、電話しようと携帯を取り出したが、電波が通じていない。メールの自動送信を使おうと思ったが、残念ながら携帯メールのアドレスを知らない。仕方がないので、さらに降りていく。岩場横の崩れかけた木の階段の残骸が滑るため、注意するよう声をかけ、鎖のある階段状の岩場をとおり、樹林帯が近くなってきた。後ろから「高千穂河原の福りさんに連絡した方がいいのでは?」と声がかかる。止まって携帯のアンテナを確認。やっと退却の連絡が取れた。このような悪天の中でも、やはり高千穂河原で待っていてくれたとのこと。申し訳ない気持ちでいっぱいだった。 ![]() 林の中に戻ると風は全く無い。朝は木の先のほうが揺れる音はしていなかったのだが、今は風が強いことがわかるくらいの音が聞こえる。朝よりもかなり風が強くなってきているのは間違いなさそうだった。さすがに下りはスピードは速いものの、気持ちは軽くはない。特に遠方からの参加者に一番見せたかった霧島の絶景も、さらには縦走の達成感もなかった。何とか高千穂河原までは行けると思っていたのだが残念だ。途中、2度ほど福りさんから連絡が入る。こちらの場所の確認だ。 ![]() 登るときには気づかなかったのだが(登るときにはまだ無かったのかもしれない)、木の幹を泡が流れ落ちてきて根元に広がっている。今までこのような現象は見たことがない。それも一本ではなく何本もの木から同じように泡が流れ落ちていた。他の誰も初めて見たとのこと。木の乾燥具合と雨の降る量が絶妙のタイミングだったのかもしれない。「何なのでしょうね」との問いに「この森ではボディーシャンプーが流行っているのかも・・・」などと馬鹿なことを返しながら、次第に霧島東神社は近づいてきた。途中で携帯が鳴った。福りさんから「御池のところまできました。ここで待っています」とのこと。少し急がねば・・・。 ![]() 最初に集合写真を撮った赤い鳥居まで戻った後、「すいません、どうしてもここの集合写真を失くしたのが気がかりで戻ってきてもらいました。もう一度、撮りなおします」と声をかけ、集まってもらう。こうやって赤い鳥居の前の集合写真を撮ることが出来、無事にみんなの手元まで届いた。霧島東神社で帰り支度を済ませ、それぞれの車に分乗し、御池へと向かう。相変わらず霧は濃い。御池の近くの道路脇に見たことがある車を発見。通り過ぎるときに、先に行くよう手で合図されたので、そのまま進む。しかしこっちが何処まで行くのかも伝えていない。道路わきが少し広くなっているところに車を止め、えびの高原まで戻ること、そこで温泉に入る事を告げた。他に若い男性が2人ほど乗っていた。「高千穂河原で拾ってきた(笑)」とのことだった。 えびの高原の韓国岳登山口に置いていた、帰りに使うはずだった車まで戻り、全員で国民宿舎へと向かった。入り口がどこかもわからないほど霧が濃く、危うく行き過ぎるところだった。駐車場に車を止め、温泉セットを取り出して温泉へと向かう。福りさんには渡す物がある。今日は支援をしてくれるとのことだったので、少しでも感謝の意をと思い、前回の霧島大横断の写真をCDに焼いてきた。今日はそれでは足りないほどの面倒をかけてしまった。 若い男性(大学生とのこと)も一緒に温泉に入ることにした。高千穂河原から中岳を目指したが、風が強かったので断念して降りてきたところを福りさんに乗せてもらったらしい。温泉はほぼ貸し切りに近かった。ゆっくりと冷えた身体を温める。大学生2は屋久島からの帰り。その途中で霧島に寄った。屋久島でも雨のため数日間、小屋に缶詰状態だったと話してくれた。せっかくの屋久島で雨、さらに霧島では強風と満足な山行ではなかったようだ。 途中から団体が入ってきた。何処かの観光ツアーだろうか・・・?上がるときに気づいたのだが、靴箱の中に登山靴がたくさんある。ということは、この悪天候の中、登山した団体だったようだ。温泉から上がって女性陣から聞いた話しでは、韓国岳まで登って強風で引き返してきたということだった。しばらくすると、福りさんが、用意していた美味しいスープとお漬け物でもてなしてしれた。身体は温泉で温まったが、まだ冷え切っていた心に暖かいスープがしっかりと染みわかった。お漬物も美味しかった。 2007年 03月 24日
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2月24日の【事前準備編】はこちら ---------------------------------------------------------------- いよいよ大横断の実行である。前回の仰烏帽子山でも右足は回復していなかったが、湿布をしっかり張り、さらに膝用のサポーターも付けた。普通、膝の痛みというのは前部が多いので、サポーターがどれほど効果があるのか不明だが、無いよりはマシだろう。朝、鹿児島市内では小雨が降っていた。予報によれば、次第に回復傾向とのこと。しかし山の天気はわからない。不安を抱きながら、現地集合場所としている新湯温泉へと向かった。 今回の参加者は自分を含めて総勢10名。予定の7時より少し早く参加者が揃った。遠くからの参加者もいるので気合が入る。雨はあがっているが、雲は低く、先ほどまで降っていたであろう雨のために舗装路は濡れていた。これで気温が低かったら、アイゼンが必要になったかもしれない。それぞれ準備して挨拶を終えたのがちょうど7時だった。「戻ってくる時間は4時くらいを考えています。」人数が多いので多少時間がかかるだろうが、前回の下見は足の故障で後半ピッチが落ちたにも関わらず、8時間で戻ってきた。今回は足さえ痛くならなければほぼ同じ時間で戻ってこれるだろう。 ![]() 今日は車の台数が多いので、林道入り口のチェーンが張ってある所までは行かず、新湯の入り口から歩くことにした。このコースは新湯から4キロ弱の緩く登りになった林道歩きである。団体での山行なので、ここで時間を稼がねばと思い、少し先頭でスピード調整をしてピッチを上げた。「林道はこれくらいのスピードでいきましょう」と先頭の2人に声をかけて、いつものポジション(最後尾)に戻った。今日は中級クラス。それでもちゃんとついていけるベテラン揃いのはずだ。それでも、最後尾から様子を見ながら歩く。先頭のMさんとFさんはなかなかのスピード。少しスピードを緩めた方が良さそうだ。先頭まで走っていって、少しスピードを調整する。歩き始めて30分ほどで身体が温まってきた。上着を脱ぐために休憩を入れる。一人のときは、林道での休憩はしないのだが、今回は団体行動である。少し休憩を増やす方がいいだろう。最初の沢まで50分かかった。途中で休憩を入れたこともあって、少し遅れ気味だが概ね予定どおりだ。2つめの沢は丸太2本を組み合わせた橋がかかっているので、慎重に渡る。少し恐そうな人もいたが、無事、全員が渡り終えた。 ![]() ここの河原はいつもの休憩場所&最初の集合写真撮影場所である。休憩の後、「最初の集合写真を撮ります・・・使用前の元気な姿で・・・」と声をかける。「帰りにもここで撮ります。使用前・使用後のセット写真です」なんて馬鹿な事を言いながらカメラをセットした。まだほとんど登りらしい登りがないので、もちろん全員が元気だ。集合写真を撮り終えたら、いよいよ山道の登りになる。と言っても、ここから新燃岳・獅子戸岳の鞍部までは、それほどきつくない。順調に登っていった。心配していた雲は、次第に薄くなってきたようだ。新燃岳山体の周回道へと近づいたところで韓国岳が見えてきた。すっかり雪化粧となっている。これは想定外の景色で感動した。歩いている登山道には雪はない・・・周回道のすぐ近くまで来たところで、所々うっすらと雪がある。周回道に入るとさらに雪が多くなり、周りの木々も少し雪化粧となっていた。進むにしたがって、さらに周りが白い世界となってくる。新燃岳・獅子戸岳鞍部に着いたときは、もうすっかり雪に支配された景色となっていた。鞍部で少し休憩とする。3月も中旬である。今日の山行は雪はほとんど想定していなかったので、一同大喜びだった。特に今回の女性陣5人は、今の時期に雪に出会えるとは・・・と童心にかえったような5人揃っての写真撮影を依頼してきた。「モデル料が高いかも」との声に「あはは、撮影料がそれ以上かも」と切り返す。 ![]() 獅子戸岳も真っ白な世界となっている。ふかふかの雪なのでアイゼンは必要ないが、用心のため、「もしアイゼンが必要と判断したら、そのまま引き返して別ルートで行きます」と声をかけてから獅子戸岳山頂を目指した。雪は、所々吹き溜まりで厚くなっているところもあるが、殆どが暑さ5センチほどだった。全くアイゼンの必要はなさそうだ。獅子戸岳山頂までは30分程度だ。途中、振り返っても、見えるのは新燃岳の山体だけで、念願の高千穂峰は雲に隠れて見えない。山頂の標識は、登りついたと思ったところの先にある。山頂でしばらく休憩とする。一行は、自分も含めて雪景色に大はしゃぎしている。もっとゆっくりしたいが、まだまだ先は長い。記念撮影を終えたら次の大幡山へと向かうことにする。大幡山は獅子戸岳より標高が低いので、ここより雪の量は少ないだろうが、それでも少し白くなっている。 ![]() ここから先は少し道が判りにくいので、先頭で行くことにする。大幡山へ向かう道に入ろうとしたときに、高千穂峰の付近の低い雲が薄くなり、頭が白く雪化粧で覆われた高千穂峰独特の山体が見えてきた。一行がそれまで以上に喜んだのは間違いない。すぐにカメラを向ける。数枚撮影したところで、次に流れてきた雲で、また姿が隠れてしまった。何とか大幡山から見ることが出来ればいいのだが・・・。そう思いながら順調に先を急いだ。予定より少し遅れ気味だ。下りに入ってもまだまだ足は大丈夫そうだった。少し斜面を下ると、目の前にこれから向かう大幡池・丸岡山・夷守岳が一望できる。空気が澄んでいるせいで、夷守岳もすぐ近くに見え、さらに遠くの熊本県南部の山々まで見えている。さらに先へ進んで少し急になった斜面のところで、すっかり雲が無くなり、高千穂峰がその雄大な雄姿を見せた。またいつ雲に隠れるかわからない。下りの途中だったがみんなが着くのを待って、三脚を出す余裕もなく、手持ちで集合写真を撮った。 ![]() 右手に韓国岳、左手に高千穂峰、そして目の前は銀世界。雨上がり直後の澄んだ空気。狙ってもなかなか出会えるものではない。贅沢な景色の中を快調に大幡山へと向かう。大幡山への登りで、2番目のMさんのスパッツのゴム?がミヤマキリシマの枝に何度も引っかかって、後ろのOさんに外してもらった。「ミヤマキリシマが引き止める~!」と大笑い。 大幡山の最初のピーク(標識があるが、文字は消えている)のところで集合写真を撮る。もちろん背景はいつも以上に近くに見える高千穂峰だ。仰烏帽子山での失敗を教訓に、背景が人物で隠れないように注意しながら構図を決め、シャッターを押した。この方向からの高千穂峰も素晴らしい景観だ。 大幡山からは左回りで大畑池を目指す。緩い下りだ。ここから先は、登山道がよくわからないところもあるため、相変わらず先頭で歩く。二番目を歩くMさんはそれなりに早いのだが、後ろはなかなかピッチが上がらない。先に進んでは待ち、また進むを繰り返した。待っている途中で韓国岳の方向を見ると、少し青空がのぞいている。やっぱり雪化粧には青空がよく似合う。 途中はテープを頼りに先を目指すところもあるが、それほど迷わず進んだ。夷守林道と大幡池への分岐を右に曲がり、大幡池へと向かう。多少のアップダウンを繰り返した後、ほぼ道がはっきりしたところで先頭をOさんに代わって、また最後尾へと戻った。しばらく進んでちょっとした坂を登ると、眼下に大幡池が広がる。何度来てもいい景色だ。池に氷ははっていない。さらに進んで池のほとりへと出た。この池を半周することになる。自分の一番好きな、池の向こうに韓国岳が見えるところまで進んで休憩することにした。風も弱く、しかもすっかり雲が取れ、池には青空を背景に雪化粧の韓国岳が映っている。水面近くにしゃがんで、ちょうど上下に韓国岳が入るようにアングルを決めて写真を撮る。ほぼ同じ構図で集合写真も撮った。残念ながら、池に映る韓国岳は人物で隠れてしまったが、さすがに位置が低すぎるので仕方ない。 ![]() 大幡池を離れて丸岡山へと向かう。急なところもあるが距離は短い。登山道にはほとんど雪は無い。20分ほどで丸岡山の山頂に到着した。山頂にはまだ雪が残ってる。記念撮影だけ済ませて次の夷守岳へと向かった。最初はほとんど下らず、縦走路のように気持ちいい。しかし途中から急な下りになり、また一気に夷守岳への急登となる。少し気合が必要だ。ここで例の足に違和感を覚える。前回よりも早い時間で不安になる。ストックを使って右足をかばうようにして進んだ。最初の急な下りでは、周りに少し雪はあるものの、凍ってはいないのでアイゼンは必要ない。しかし雪解け水でだろうか地面が濡れているところもあり、一人ずつ慎重に降りた。 ![]() 降り終わったところで少し休憩する。数分の休みの後、いよいよ今日の佳境の登りへと向かった。ここから登りが30分程度。もし雨で濡れていたら、降りるときのことを考慮して行くのを止めようかとも考えていたほどの急登である。それまで2番目を歩いていたMさんのスピードが一気に落ちたようだ。登りは苦手なのかな。登りが苦手で下りが早いのは、足の筋力や筋がそれほど丈夫ではないため、膝にとってはあまりよくない歩き方なのだが・・・。登りが得意な2名を先に行かせて後ろを待ちながら登ることにした。後ろでは、「ファイト~!」「イッパ~ツ!」との掛け声が聞こえてくる。 ![]() 山頂まであと5分程度のところで声をかける。「もう少しですよ~!頑張って!ファイト~!」「イッパ~ツ!」登りが少し緩やかになり、いよいよ山頂だ。少しスピードが上がった一行がゾロゾロと山頂に到着した。先日の下見ではほとんど見えなかったが、今日の景色はなかなかだ。ここではそれほど長い休みにはしないつもりだったが、自分の足の手当てをして休ませたいこと、さらに登りで体力的にもいっぱいいっぱいの人もいたようだったことから、長い休みを取ることにした。雲は完全に取れ、青空が広がり、気;温も高くなってきていた。獅子戸岳で雪の中を歩いたのが遠い昔のことだったように思えてくる。ザックを下ろし、すぐに足の湿布を張り替えて休憩する。それぞれ誰もいない山頂で気兼ねなく散らばって休んだ。天気がよく日差しが強いため、日陰を求めて数名は竹やぶの近くに陣取る。それでもしっかり陽に当たっているから気休めでしかない。それくらいなら景色がよく見える場所で休憩すればいいのに・・・(笑) ![]() この夷守岳は山体崩壊して麓に崩れた土砂が広がっている地形がよくわかる。もちろん有史以前の大昔の話しだ。ここで少し火山のお勉強をしてから、集合写真を撮り、夷守岳を後にした。 少し恐いくらいの下りをみんな順調に降りていく。右足が次第に痛くなってきた。ストックでかばっているので、前回ほどではない。何度か滑りそうになりながら(滑った人もいたようだ)、急な下りを終えた。そこからは丸岡山への急な登りとなる。一気にスピードの落ちた一行は、それでもほぼ予定した時間(下り20分、登り30分)で丸岡山に着いた。一息入れる程度の休憩の後、大幡池の近くの登山道まで降りていく。登った時にはそれほどとは感じなかったが、やはりこの下りも急だ。途中、滑りやすいところもある。何とか無事に大幡池近くのところまで降りてきた。ここからはそれほどアップダウンはないので少し安心だ。来たときとは違う、一昨年の霧島冬合宿で歩いたルートで大幡山を目指す。冬合宿の時は、場所によっては腰近くまでの雪だったのを思い出した。今日は午前中の雪もほとんど解けて所々に残っている程度だった。時間的には予想よりだいぶ遅れているが、それほど急がなくても日没と勝負することはないだろう。足もまだ大丈夫そうだ。緩やかなアップダウンを繰り返して、次第に大幡山に近づいていく。大幡山近くは少し登りになっているが、距離も短いのでそれほどたいしたことはない。一行は順調に進んで尾根に出た。新燃岳も獅子戸岳も、もうほとんど雪がなくなっていた。こっちの方向から見る高千穂峰も、またいい景色だ。午前中の雪もだいぶ解けてしまっていた。大幡山の山頂で集合写真を撮る。もちろん、真ん中を空けて高千穂峰がよく見えるように調整した。 ![]() 大幡山からしばらく行くと、途中で集合写真を撮ったところまで、ミヤマキリシマをかき分けるようにして進む。アップダウンはほとんどない。朝、一面に雪が積もっていた標識のところは、もうすっかり解けてしまって、地肌をむき出しにしている。誰かが標識の上に作っておいた雪だるまも跡形もない。それほど朝と今とでは気温が違うということだ。真冬と春を一日で体感したような不思議な感じがする。朝の雪景色が、もう遠い過去のようだ。 標識から新燃岳・獅子戸岳鞍部までは、予定通りに獅子戸岳山体に沿った、ほとんどアップダウンのないコースを戻る。しばらくは緩やかな下りなのだが、そろそろ右足はいっぱいいっぱいになってきていた。ちょっと曲げるのがつらい。右足に体重をかける時間を少しでも短くしたくて、先に左足が出るので、どうしてもスピードが上がってしまう。疲れた皆さんには申し訳ないが、翌日の大浪池もあるからなるべくこれ以上足を痛めないようにこっちも必死だ。とりあえず先に進んで一行を待つことにした。これの繰り返しだ。おかげで写真をいっぱい撮ることができた。新燃岳・獅子戸岳鞍部までは30分ほどで着いた。途中、新燃岳に駆け上がる人はいないか聞いたが、あまりいい反応がなかった。足が痛いとはいえ、全体的にスピードが落ちているので、新燃岳まで駆け上がっても追いつけるだろうと考えていたのだが・・・。 ![]() 新燃岳・獅子戸岳鞍部からも相変わらず先頭を行く。いつもなら一番最後から様子を見ながら行くのだが、今日は自分自身に余裕がない。Mさんだけはしっかりすぐ後ろをついてくるので、余計にスピードは上がってしまう。後ろとはだいぶ離れてしまったようだ。新燃岳山体から右に曲がるところの近くに観測機器があるので、そこに立ち寄ることにした。Mさんに「先に行っててもいいですよ」と伝えて、藪の中に入った。機器を見てから降りてくると、ちょうど一行が到着したところだった。「Mさんは先に降りてます。」と言って合流してから、新燃岳山体を離れる。緩い下りだが、右足にはちょっときつい。しばらくは一番後ろを歩いていたが、体力の残りに差があるのか、一行は前との間隔が開いて次第にばらばらになってきた。一番後ろは思っていたよりスピードが上がらない。迷うような道ではないが、先に行ったMさんが心配になってきた。一行を追い越しながら、先を急ぐ。全員を追い越してもまだMさんの姿が見えない。最後には足の痛みも忘れて、ほとんど走るようなスピードになっていたと思う。やっとMさんの後ろ姿を見つけた。「ストーップ!後ろとだいぶ離れています。少し待ちましょう。」そう伝えてしばらく休んでもらうことにした。しばらくして、バラバラと後続隊が到着する。最後の方はだいぶ疲れているようだが、あと少しで林道歩きになる。頑張ってもらうしかない。 ![]() 沢に到着したら、予定通りに使用後の写真を撮ることにした。しかし今日は役者揃いなのか、一瞬にして元気な顔になってしまう。最後の集合写真も、こうして元気な一行の写真となった。2つの沢を渡ったら、あとは林道歩き。迷うこともないし、また危険な場所も無いので、それぞれのスピードで進んでもらうことにした。ここからはほとんど下りもないので、のんびりと一番後ろの組で戻ることにする。 新燃林道の入り口に着くと、先に車に戻っていたHさんが車を運転して迎えに来てくれた。2人ほど車に乗ってもらい、残る3人は新湯の入り口まで歩くことにした。予定より1時間半以上遅くなったが、何とか明るいうちに戻れた。参加者の顔には、満足したような笑顔が広がっていた。今日のルートがどうのこうのというより、今日の天候が素晴らし過ぎたということだろうと思う。それぞれの車に乗り込んで、国民休養地にあるシンフォ二一スパに向かった。 ![]() ---------------------------------------------------------------- 2月24日の【事前準備編】はこちらです ---------------------------------------------------------------- 2007年 02月 28日
今日は某検討会で、防災と人間行動について講演を聞いてきました。防災情報が出ても、まずパニックは起きない事や、実際に行動するまでには時間がかかるというような内容が印象的でした。
そこで質問。 あなたは憧れの山に来て登り始めました。途中で 「大きな火山性微動が発生したので、噴火の可能性があるので、すぐに下山してください」 という情報が入った。山頂まではもうすぐのところ。それに揺れは感じないし見た目は何も変化がない。 あなたならどういう行動をすると思いますか? 2007年 02月 24日
いよいよ念願だった霧島大横断の実行である。霧島大縦走(霧島東神社からえびの高原まで)は2回実施しているが、大横断は車の手配が難しく、どうしようかと迷っていた。また、下見するにしても、新湯から入り夷守岳で降りると、あとの交通機関が難しい。さんざん迷った挙句、距離は長くなるが、新湯から夷守岳まで歩き、また新湯に戻ってくるコースに決めた。もっとも、丸岡山と夷守岳はまだ未踏の山。大幡池でさえも、新湯からのコースは歩いたことがなかった。まず、2月3日に新湯から大幡池までのコースを下見した。本当は夷守岳まで下見する予定だったが、朝が遅くなってしまったため、途中までということになった。このコースを事前に地図で下調べをしたところ、最後の夷守岳への登りは急登だが、全体的には高低差が少なく、距離はあっても大丈夫だろうと読んでいた。実際に歩いてみると、大幡池までは拍子抜けするほど高低差が少なかった。まるでハイキングコースである。
2月24日には、いよいよ全コースの下見をすることとした。天気も悪くない。朝もちゃんと起きることが出来た。それでも登山口を出発したのは8時。今回企画する予定より1時間遅れである。大幡池までは、前回歩いているので順調に進んだ。大幡池からは、登山道は多少荒れてはいるが、道ははっきりしているので、迷うような心配はなかった。これから先、夷守岳への登りが楽しみだ。まずは丸岡山へ順調に到着。多少の急な登りはあるが、こんなものだろう。丸岡山で少し休んでから夷守岳へと向かう。出だしは予想以上にフラットなコース。まるでアップダウンの少ない縦走路を歩いているようだった。が、突然、急な降りとなった。あまりにも急な変化で転げ落ちそうな感覚だった。一番急なところを滑らないように慎重に降りる。何とか滑らずに過ぎた。それほど急ではないが、まだまだ下りが続く。順調に降りているときだった。右足の膝の裏側に違和感を覚えた。今までそんなところが痛くなったことはない。一時的な痛みならいいのだが・・・。 丸岡山と夷守岳の一番低くなったところまで着いた。これからは急な登りが始まるはずだ。気持ちを切り替えるため、また痛くなった足を休めるために5分ほど休憩して出発した。なかなかの登りだった。息が上がる。時々立ち止まりながら、それでも着実に登っていく。足の痛みは、下りほどではなく、少し違和感を覚える程度だった。これなら何とかなるだろう。登りになって約30分で夷守岳の山頂に着いた。今日は霞んであまり見えないが、景色は悪くなさそうだ。最初の予定では、夷守岳では10分程度の休みのはずだったが、少し足を休めていこう。と、自分が登ってきたのとは逆の方向(生駒高原方向)の登山道でガサガサと音がする。まるで薮こぎでもしているような音だった。不思議に思ってその方向をじっと見つめいると、突然、初老の男性がしっかりした足取りで登山道を歩いてきた。薮漕ぎではなく、持っている木で回りを叩くようにしてわざと音を出していたようだ。挨拶してすぐにその初老の男性が言った。「猪を見ませんでしたか?」「いいえ、見ていません」すぐ下のほうで、2匹見かけたとのこと。怖かったことだろう。 まず、ザックの救急薬から湿布を取り出して膝に貼った。それからバーナーセットを取り出して、お湯を沸かす。その間にいつものコンビニオニギリを一個食べる。お湯が沸いたらコーヒーを淹れた。コーヒーを飲みながら、また世間話になった。「どっちから来られたんですか?」「新湯からここまで来て、今から引き返すところです。来月の17日に会で企画するので、その下見です。」「私も宮崎山楽会に入っています。今日は仲間は仰烏帽子山に行ってます。」「えっ、私の会も3日に仰烏帽子山に行く予定です。今年の花はどうなんでしょうね。暖冬でタイミングがつかめない・・・。」「たぶん、今日の写真がすぐにHPにアップされるはずです。宮崎山楽会で検索すればすぐに見つかるでしょう。」「ぜひ、見てみます。私の会は四季山遊会です。よかったら見てください。」 山頂に着いて30分ほど経ったところで、それぞれ下山の仕度を始める。のんびりしたいが、まだまだ先は長い。「この下のほうにマンサクがありますよ。見ていかれたらどうですか。」と誘われたが、先の距離や足のことを考えると、ちょっと無理はできない。丁寧にお断りしてお礼を言い、山頂を後にした。 山頂から数分で急な下りとなる。さてさて、足は回復しただろうか。そればっかりが気になる。猪のことなど、すっかり忘れていた。急な下りを慎重に降りていく。今日はストックは持ってきていない。昨年の秋に、ダブルストックの1本を紛失してしまった。それ以来、ストックは使っていなかったのだが、さすがに今日はストックが欲しかった。下りでは次第に足が痛くなってくる。ピンと伸ばしているときはいいのだが、体重をかけて膝を曲げると痛い。新湯までまだまだ距離が長いので、次第に不安になってきた。とりあえず丸岡山からの下りを過ぎれば、あとは急な下りはない。それだけが救いだ。夷守岳への登りではそれほどでもなかったが、夷守岳からの下りでいっぱいいっぱいだったのだろう、今度は丸岡山への登りでも痛くなってきた。それでも何とか丸岡山に到着。この状態で下りが大丈夫だろうか・・・。だからといって、慎重に降りるほど時間的に余裕はない。多少の痛みはこらえて、何とか大幡池の近くまで降りなければ・・・。丸岡山からの下りでは、ますます痛みが増してくる。なるべく右足を曲げないようにして降りる姿を誰かが見ていたら、きっと滑稽な姿に笑い出したかもしれない。幸いに今日は誰もいない。 何とか急な下りを過ぎた。帰りは獅子戸岳に登る予定は最初からないので、あとはほとんどが緩やかな下りだ。しかも2月3日の最初の下見で通った道なので、少し気が楽になった。といっても、痛みは変わらない。ほとんど平坦なルートを足早に大幡山へと向かう。時間は刻々と過ぎていくが、大幡山の山頂で少し休んだ。ここからは緩やかな下りが続く。気合を入れて出発した。途中、ビバーグも頭をかすめた。防寒着はあるし、アルミ蒸着フィルムもあるから寒さ対策は大丈夫だ。非常食も持っている。水もまだたっぷりと残っている。そんなことを考えながら、やっと新燃岳・獅子戸岳の鞍部に着いた。今日は時間しだいで新燃岳にも駆け上がってみるつもりだったが、さすがにそんな余裕はない。5分ほど休んで新湯を目指す。しばらくは緩やかな下りだが、所々、自然の石が階段状になっていた。そういうところはなるべく足を曲げないように慎重に降りる。新燃岳の山体を周回して右に曲がると、やや下りがきつくなる。いつもならそれほど感じないほどの下りだが今日は特別だ。時々「痛~い!」と声を出しながら降りた。何とか沢まで来たときは、さすがにホッとした。あとはもうひとつ沢を越えて林道歩きとなる。何とか新湯に戻れそうだ。今日の林道はいつもより長く感じた。それでも時間的にはあまり変わらない。途中の工事現場から軽トラックが出てきて走り去った。朝、登山口に車を止めたときに林道の中へと入っていった車だった。工事の皆さんが働いていた間、歩いていたことになる。登山口に着いたのは夕方5時だった。久しぶりに長い一日だった。国民休暇村の温泉に立ち寄り、汗を流してから帰路についた。 翌日の紫尾山は何とか参加するつもりで用意した。荷物も担いでドアを出た。階段が降りるのが少し辛い。階段を登ってみる・・・諦めるしかなさそうだった。すぐに連絡して今日の参加をキャンセルさせてもらった。少し休んでから整骨院へと向かった。 2007年 02月 03日
深夜までの仕事を終えて帰宅した後インターネットのライブカメラで確認すると、ここ数日の寒波で霧島は雪景色になっている。明日は霧島に行こう。久しぶりの山歩きなので、荷物も軽くした。準備を終えたのは3時前だった。久しぶりに長距離歩きをしたいところだが、諦めることにした。
翌朝、部屋を出たのは8時をとうに過ぎていた。高速を走りながら気づいた。確かにガスバーナーも水も持ってきた。お湯は沸かせるのだが、コーヒー豆とドリップ、さらにカップまで入れていない。雪の霧島山頂でコーヒーも飲まないのは我慢できない。途中のコンビニで、カップ付きのドリップ式コーヒーを買った。 霧島に近づく。前回(1月7日)は丸尾の付近も薄っすらと雪が積もっていたが、今日は雪はない。さらに走り、霧島温泉郷の付近まで来ると少し雪が積もっている。道路わきに車を止めてタイヤチェーンを装着する。新湯に着いた時は10時を過ぎていた。今からだと丸岡山まで行くのも難しいかもしれない。 新湯からのルートは林道歩きが40分以上続く。しかも作業車だろうか車が通った跡があり、しっかり踏み固められたてアイスバーン状になっている。わだちの上は危ないので、それを避けるように歩く。林道終点からは少し雪も濃くなってくる。 ![]() 新燃岳・獅子戸岳鞍部でひと休みして、獅子戸岳を目指す。大好きな新燃岳のエメラルドグリーンは今日はおあずけである。獅子戸岳はそれほどきつい山ではない。グングンと高度を上げる。獅子戸岳の頂上でお昼ご飯とする・・・と言ってもコンビニオニギリ一個だけだからすぐに終わる(笑)お湯を沸かして買ってきたコーヒーを淹れる。やはり山頂でのコーヒーは最高!しかも雪の日の暖かいコーヒーは格別だ。今日は挽きたてコーヒーではないが、それでも十分満足した。 ![]() これから向かう大幡山は、別ルートからは行ったことがあるが、獅子戸岳からは初めてである。方向はわかるのだが、登山道らしき道がわからない。少し藪を漕いで進むと、やっと見つかった。足跡はない。今回の雪が降ってから、まだ誰も通っていないらしい。気分が踊る。 少し急なところもあり、慎重に進む。雪の後の快晴で暖かく、持ってきた手袋は使わなかった。途中、一度滑って雪の中に手を突っ込んだときはさすがに冷たかったが、心地よかった。 大幡山からは大幡池を目指す。ルートは2つある。少し遠回りになるが、左側(夷守林道へ)のルートを選ぶ。あまり道はしっかりしていない。雪が積もっていることもあり、何度かテープを頼りに進んだ。途中、大幡池が見えてきた。予定どおり大幡池へのルートをとる。大きな火口と大きな池がたくさんあるのが霧島山の特徴だが、水のある景色を見ると、飲める飲めないは別にして、やはり落ち着く。自分の他には誰もいない・・・この景色を独り占め出来た満足感に酔いしれる。大幡池は薄っすらと氷がはっていた。恐る恐る上に乗ってみたが、大丈夫そうだった。でも全体重を乗せるほどの勇気はない(^_^;) ![]()
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